コンピュータの世界のいろいろな法則
2014-02-18



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IEEE Computer 2013年12月号。コンピュータの世界のいろいろな法則を特集する。

・Metcalfe's Law (メトカーフの法則)
 ネットワークの価値は、利用者の二乗に比例する
・Makimoto's Wave (牧本の波)
 半導体産業は、標準化が進む時期とカスタマイズが進む時期が交互に繰り返す(およそ10年周期)
・Amdalh's Law (アムダールの法則)
 コンピュータの並列処理の性能は、プログラムコードのうちでシーケンシャルに処理しなければならない部分の量によって左右される
・Moore's Law (ムーアの法則)
 最小のコスト域での部品の容量(能力)は、およそ2年おきに倍増する
・Grosche's Law (グロッシュの法則)
 経済的な効果は、性能向上分のおよそ平方根になる(計算効率を10倍にするには、100倍速い計算機が必要になる)

法則の説明は適当なのでご容赦。どちらかというとソフトウェアの世界に生きているので、馴染みなのはアムダールの法則くらい。一番、人口に膾炙しているのは、ムーアの法則だろう。ムーアさんがIntelの人というのも大きい。半導体の世界では、日立にいた牧本さんの法則も有名らしい。メトカーフさんとアムダールさんは、自ら寄稿しており、自身の解説は興味深い。グロッシュの法則は、Googleの人がデータセンターの費用モデルについては誤りだ、と述べた上で、米国政府の監視やEUの消費者保護のためとされる規制について論じる。Googleらしい。


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