Eben Uptonインタビュー: Raspberry Pi
2014-02-14



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IEEE Computer 2013年10月号から。Raspberry Pi創設者のEden Uptonの短めのインタビュー。
[URL]
動画で10分くらい。

プラットフォームは異なるが、ちょうど、秋葉原では、IntelのGalileoがずいぶん売れているようで、国内でもこの分野が盛り上がるのだろうか。

さて、Raspberry Piだが、2005年当時、ケンブリッジで計算機科学の教職にあったとき、受講する学生の数が目に見えて減じたことがきっかけ。そこで、1980年代の熱気を取り戻すために3000円を切るくらいの価格でシングルボードのコンピュータを作ろうと発想したのが面白い。プログラミングの敷居を下げることを目指したScratchとは別の方向。ところが、最初のシンプルすぎるボードは子供受けしなかった。身近にコンピュータがあふれる現代には敷居が高すぎた。

その後の改良版であるRaspberry Piは、ずいぶんと注目を集めている。教育の場での子供の反応だが、対象を自分の手で自分のしたいように変えられる、ということに夢中になる子供はどこにでもいる、とのこと。ここは、1980年代と変わらないようだ。

実際の製造には携わらず、司令塔に徹し、製造を国内(英国)に戻してサポートを手厚くするなど、活動を根付かせ、一時のはやりにさせないように努めているところは、実にうまい。教育を目的とする点を踏まえた取組みと思う。

[システムまわり]

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