「和書体」の名称で、ユニバーサルWindowsアプリをリリース。UWPアプリで日本語フォントがどのような見栄えになるか、確認するためのツール。自身の必要から作ったもの。
※アプリのページ
開発時間は20時間ほど。簡単な機能なので、短め。フォントの一覧の生成と、縦書き表示にWin2Dのパッケージを利用。MS提供のもの。
Win2Dのテキスト表示は、Canvasからのイベントハンドラの中でDrawTextを呼び出して行う作りで、癖が強い。そこを突破すれば、なんとか。
今回、CanvasTextLayoutを使用したが、マニュアルに第1引数の説明が漏れており、サンプルのコードをGitHubで探す。ResourceCreatorを指定するのだが、イベントハンドラで受信したsenderを設定すれば良い。
実際に表示してみると、フォントにより、癖がある。変わっているのが、メイリオで、FontStyleをItalicにすると欧文フォントのみ斜体になる。Obliqueにすると全体が斜体になる。他は、ItalicでもObliqueでも変わらないようす。
あとは、環境依存文字の扱い。漢字の例文に「〓」の字があるが、サポートしているフォントとそうでないものは半々くらいか。漢文の表記でもないと関係ないだろうけど。
なお、サンプルの出典は、以下の通り。
・漢文;白楽天の太行道より。古文真宝前集から。
・長文;シャーロック・ホームズの短篇から、The Adventure of the Blue Carbuncleから私訳。拾った鵞鳥についての新聞広告文。
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