Kenneth Weissチェンバロリサイタル
2015-03-11


久しぶりにコンサートに出掛ける。

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Kenneth Weissのチェンバロリサイタル。J.S.Bachの平均律第一巻全曲。チェンバロの演奏会は、Gustav Leonhardtが来日の折は出掛けるようにしていたが、しばらく前に逝去。最後の来日は、震災の混乱の中、出掛けることあたわず。今回のKenneth Weissは、主催のAllegro Musicが満を持して招聘とのことで出掛けることに。

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場所は、東京文化会館小ホール。こちらもずいぶん久しぶりのはず。

CDのLeonhardtやWalchaが淡々と演奏するのに、普段聞き慣れていたところ、思いの外、情感たっぷりの弾き出しで驚く。最初は、慎重に森に踏み分けて入っていく印象。数曲を経て、自在に歩む様子に身を任せる。

観客の層は、さすがに年配の方が多い。ついで若い世代。自称音楽ファンが義務感で来ているような雰囲気はないのに助かる。しかし、ここしばらくどこの演奏会でも感じることだが、前のめりで聞き入る層が少ないと、少し充実感に欠けるのだよなあ。
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