家光が日光の東照宮を壮麗に建て直すにあたり、もともとの東照宮は世良田に移築されたと聞く。群馬と少し遠いが、遠出にはよい季節でもあり、出掛ける。家康公はひたすら華美なものを求めた訳ではないとのことだが、どうだろう。
一帯は、歴史公園として整備されている。表通りに立つ案内の碑。
正門から入ったところからの全景。鳥居の向こうに拝殿が見える。拝観料は300円。宝物館の見学のほか、柵内に入り、拝殿と本殿を近くから拝むことができる。
拝殿の正面。日光同様、殿内には三十六歌仙の扁額が掛けられている。
拝殿の奥の本殿。
鉄燈籠。
歴史公園の一角には、新田荘歴史資料館。太平記の好きな方向き。ただ、史料が散逸しているのか、展示はやや寂しい。先に訪れた杉並区の郷土資料館の方が充実していた。それでも、猫好きには、新田猫絵は外せない。
入館料は200円だが、太田市内の4つの資料館、記念館の共通券だと300円とお得。一日に4館は無理だが、近くのもう1館を目指す。
道すがら、早川の土手を歩く。彼岸花がぽつぽつと。川面にはかるがもが群れをなして泳ぐ。
二館目は、縁切寺満徳寺資料館。満徳寺は、明治になって廃寺になったが、幕府公認の縁切寺であった。代々の徳川将軍の御位牌を納める寺でもあり、徳川ゆかりの品々も見所。
復元された本堂。ほかの建物は礎石のみが残されている。実際に上がって見学できる。
本堂には、御位牌を納める部屋も復元されている。こちら、家康公のもの。実物は資料館にて。
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